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僕が幽霊を信じるようになったあの日

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ホラー映画も一人で見れない僕。

ホラー映画マジで無理、怖い。

だけど実際に幽霊とか見た事無いし、心霊スポットとかは意外と平気。

「え?何が怖いの?」って感じ。だって見えないから。

てか見えるとか嘘じゃないの??

テレビで見えるって言ってる人は基本うさんくさいし、キャラ作りとしか思えない。

って考えだから映像で見るときはめちゃくちゃビビって怖がるけど、実際に自分で怖いって言われてるとこに行く分にはあんまり怖がらない。

ましてやお化け屋敷みたいに絶対に偽物ってわかってたり、人が演じてたりするのは本当にヘッチャラ。前に富士急ハイランドにあるめちゃくちゃ怖いって有名なお化け屋敷行ったけど、1ミリも怖がる事無くクリアしたことあるぐらい。

なんでホラー映画が怖いかっていうと、実際の世界では存在しない(と思ってる)幽霊の存在を確立しちゃってて、なおかつ幽霊が意表を突いてくるような演出だったりBGMとSEで煽って溜めるまで溜めて

ワッ!!!!

ってビビらせてくるからだと思う。

そりゃビビるわ!!めちゃくちゃこえーよ!!

ホラー映画の幽霊も言っちゃえばCGとかで人の手によって作られたものではあるんだけど、お化け屋敷みたいに幽霊に見せかけた仕掛けや人が演じてるのとは違って作られた本当の幽霊だから。

幽霊の存在が確立された世界に登場する幽霊ってのは本物だから!

伝わるかな・・・?

 

ってな感じでホラー映画はマジで怖いけどリアルな世界だとあんまり怖くない&そもそも幽霊を信じてなくて合コンでお化け見た事あるよ〜!とか言っちゃう不思議ちゃんキャラにはドン引きしちゃうような人間が、マジで幽霊を信じるようになった日のことを話します。

夏なんでね、ひんやりと・・・。
 
ちょっとだけ怖いかもです。

夏の思い出

あれは小学生の最後の夏休みが始まったぐらいの頃だった・・・。
毎年夏休みの宿題を最後の三日間で仕上げるタイプの人間だった僕は、宿題を一切せずに毎日友達と遊んでいた。 
当時、僕らの中で流行っていた遊びが、行ったことのないところに行ってみよう』という好奇心にモノを言わせたゴールの見えない遊びで、毎日行ったことのないところをチャリで元気に走り回っていた。
当時はそんなわけのわからない遊びでもなぜかすごい楽しくて、いつも意味不明なノリで三人で笑っていた。
三人というのは幼なじみのRとHと僕のことで、この三人がいつものめんつだった。
 
ある日、いつものように三人で集まって今日はどこに行こうか話し合った結果、同じクラスのある女の子の家に行こうということになった。
なぜこの女の子の家に行くことになったかというと、この子の家はすっげー山奥で、タヌキとかカモシカとかが出るような地域だったからである。好奇心。(その子がちょっと可愛かったのもある)
 
その日は猛暑日でめちゃくちゃ暑く、汗だくになりながら必死にチャリで坂を上った。
そして、半分熱中症になりながらもなんとか僕らはその女の子の家についた。
が、その子は出かけていて家におらず、結局その子の家で飼っている犬と2時間ぐらい遊んだのちに帰ることになった。(今考えるとマジで何しに行ったんや)
帰る頃にはいい感じに陽も沈み、夜に鳴く虫の鳴き声が少しずつ聞こえてくるぐらいの時間になっていた。
 
来た道を帰ろうとしていると丁度その女の子が帰ってきたので、遊びに来たのに家にいなかったから犬と2時間遊んでいたことを伝えると、僕らを哀れんでくれたようで冷たい麦茶をくれた。
 
麦茶を飲む僕らに女の子が「なんできたの?」と聞いてきたので「来たことなかったから遊びに来た!行ったことのないとこに遊びに行ってる!」と話したら、山の中を通って帰れる面白い裏道があるという情報をくれたので、そこを通って帰ることにした。
 
その道は山の中を流れる川に沿ってずっと続いており、その道を通ってくと山の向こう側まで行けるとのこと。山を越えればみんなの家に近づく。
ただし、川に沿っていると言っても道は川からずいぶんと高いところにあって、なおかつ田舎特有のガードレール無しのデンジャラスロードなので、足を踏み外すと途中で草木に引っかかりでもしない限り確実に死んじゃう。
ちょっと危ない気もしたが、自分の知らない道が自分の知ってる道のどこに繋がるのか楽しみで仕方なかった。 
 
 
行きはずっと上り坂だったので帰りはずっと下り坂だった。
暑い日だったから風がスゲェー気持ち良くて
フイィィィィィィィ!!!!!!!!!
キモッツィィィイイイイイイ!!!!!!!
とか言いながら坂を下ってゆく。
 
しばらく走っていると、カーブを曲がり終えて道の先が見えた瞬間に、目の前に"何か"がいるのがわかった・・・
それが何かを判断する前に反射的にブレーキをかけた僕らは、その2秒後にそれが何か答えを出した・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『カモシカ』 だ。
カモシカが道の真ん中で仲間になりたそうに、、、というわけではないがこっちを見ていた。黒かったので一瞬熊かと思って超絶ビビったが、よく見るとシカだったのでマジでホッとした。
シカもブレーキのキィィって音に超絶ビビっていたように見えた、ごめんシカ。
 
シカはすぐに森に消えていき
熊かと思った!!
めちゃくちゃビビった!!
熊やったらお前生け贄にして逃げるわ!!
って一通り笑い合った後にまた僕らは走り出した。

それからしばらくは僕を先頭にずっと坂を下っていった。
僕の後ろにはRが続き、その後ろにHが続いた。三人で喋っていたので、僕とRは後ろにいるHのほうをちょこちょこ振り返りながら坂を下ってゆく・・・
 
 

 
 
 
 
  
 
 
「え?え?・・・え?H?」
 
本当にいきなりRが何か言い出した。
何が言いたいのかはよくわからなかったが、Hがどうかしたのかと思って振り返ってみるも、そこにはぽかんとした顔で頭にハテナマークを浮かべたHの姿があった。
 
僕「え?何?どしたん?」
R「え?なんか今・・・・・」
H「何?なんかおった?」
R「あっ、いやなんでもない・・・」
 
新手のノリかと思ったが、さっきと比べてあきらかにRのテンションが下がり、顔色が悪くなっているのがわかった。
坂を下ってる最中だったのもあってそのときはそれ以上触れなかったが、坂を下りきって森を抜けた先にあった僕らの知っている道に出たところで、Rにそのことを聞いてみた。
 
僕「さっきどうした?なんかおった?」
R「・・・なんかみたいなの見えた」
僕「・・・え?なに?顔?」
R「うん・・・。Hの右の肩の後ろに人の顔みたいなの見えた
H「は?!なにそれ霊とか・・・?」
R「いやわからんけど確かになんかおった・・・」
 
Rはパニクってる様子だった。
が、R以上に僕の方がパニクっていた。
怖い。怖過ぎる。
 
僕が見たわけではないが友達が見た。
嘘の可能性もあるがその可能性は限りなく0に近い。
幽霊を信じていなかった僕に衝撃が走る。
 
しかも、もしかしたらその霊がまだついてきてるかもしれない。
危ない。絶対アブナイ。
ニゲロ!!
 
脳が手足に命令を下す前に、危機を感じ取った僕の本能がチャリをマイホームへ全力で走らせた。日が完全に落ちると僕は幽霊にビビり殺され、後日遺体で見つかることになることを第六感で感じとったのだ。
全速力で走る僕に続いてRもHも死ぬ気でチャリを走らせてその日は家に帰った。
マジで死ぬほど怖かった!!

後日談

そしてこれは後日わかったことだが、僕らの通った山道は昔、車が崖から転落する事故があり、地元の人でも使うのを躊躇する道だったらしい。(女の子はそれを知らなかった)
 
すべての辻褄が合うやないか・・・
僕はこの事件があってから幽霊を信じてしまっている。
いや、信じざるをえなくなってしまった。
 
実際に自分で見たわけじゃないけど、見えたやつが身近に出現してしまったという事実。しかも一緒にいるときに見やがったからなんかもうホント怖い勘弁しろよバカ。
僕の中でディスプレイの向こう側だけで確立されていた存在がこっちの世界でも確立されてしまった。
もはやファンタジー。ウィンガーディアムレビオーサ。
 
そしてこの事件があってから僕は強く心に決めた
 
 
 
心霊スポット死んでも行かない。

おわりに

みんなもおもしろ半分で行くのはやめようね!!
マジでヤバいから!!
なんかあってからじゃ遅いからね!!
 
つーわけで 
おわり!!